リセウ劇場でオペラ「トゥーランドット」を観劇

先日予約したオペラ(
トゥーランドット)を一人で見に行った。

Aplaudiments

リセウ劇場というバルセロナの有名な劇場(2292シートは世界でも指折りの大きさ、6階まである、1847年に建築されたが、1994年に火事で損傷し、1999年に再開された)での公演は、今週を最後に8月、9月は休みになる。

Butaques_noves

どんな服装で行けば良いのか迷ったが、暑いバルセロナには不釣合いはジャケットスタイルで(念のためにネクタイも持って)出かけた。会場近くを歩いていてもそのような格好で歩いている人はほとんど見かけなくて、失敗したかな?と思ったが、会場に入ってしばらく人の流れを見ていたら、ちゃんとスーツを着ている人や、おしゃれなドレスを着ている人もいたから、ジャケットでもまぁ、良かったかな・・・と一安心。でも全体的には非常にカジュアルな格好の人が多かった。
会場は、豪華。 天井は高く、一応6階の席まで上がってみたが天井の細工を間近にみられて、その細かさに感心。 でも6階の席からではステージはまったく見えない。 席に小さい液晶モニターがあった。 たぶん、それで見るんだろう。 (6階のその席はたぶん10ユーロしないはず)

Turandot08

僕の席は1階のほぼ一番後ろのステージに向かって右側の端。 インターネットで予約した時にどの程度ステージが見えるかある程度は確認できていたが、予想どおりステージは全部視野の中。前の人の頭が頻繁に動くのが気になったが、十分でしょう。 135ユーロ也。 演奏は良くわからないけど、主役の一人 カリフはいまいちかな? リウとトゥーランドットの演奏は良かった。 演出はそんなに凝ってなかったけど照明や中国人風の女性たちの舞も美しく、さっぱりしていた。
ステージ上の字幕は、ラテン語の原詩?かな? 各席には小さい液晶文字表示があって、カタルーニャ語、スペイン語、英語の三つの字幕から席毎に切り替えることができるようになっていた。 もちろん、英語を選んだが、結構難しい単語が並んでいて正直意味が全部判るわけではなかった。でも、まぁ、いいか。 音楽を聴きに来たんだから。 字幕モニターがかなり下のほうにあるのでステージに集中していると文字は全然視界に入ってこない。 もう少し、モニターが上の方にあれば良いのに・・・と思ったが何か理由があるのでしょう。
幕間に、30分くらいの休憩が入るが、一緒にカバを飲んでくれる人もいないので席に残ったが、かなり寂しい。やっぱり一人で行くもんじゃないなぁ。誰か、一緒に行ってくれ。
後でパンフレットを見て判ったが、主役の3人は3組の交代で連日の公演をこなしているようだが、今日の人がひょっとしたら一番人気が無かったのかも。 なぜなら、他の日は僕がインターネットで席を探したときには、1階席は全部売り切れだったから。 わずかに残っていたのが本日の公演だけ。ひょっとしたらレベルが他より低かったのかも。
会場の客は、年配の夫婦(と思われる)で来ている人が、半分以上かな? 車椅子に乗ったり、杖を突きながらこういうオペラを60を過ぎたような夫婦で鑑賞するなんて素敵だと思う。 そんなにかしこまった雰囲気では無いから気楽に楽しめるのかも。 
最後は「ブラボー」の掛け声とスタンディングの拍手でしばらくのアンコールでした。 良かった良かった。
トゥーランドットの歌手(おばさんっぽく見えるが)はアンコールでも、一番目立っていた。リウの拍手が一番大きかった気がする。 (Turandot: Anna Shafajinskala, Calaf: Fablo Armiliato, Liu: Norah Amsellem)
誰もが知っている「誰も寝てはならぬ」のフレーズは期待しすぎていたせいか、ちょっと期待はずれかな? 拍手のタイミングじゃ無いのかな? このソロの後は、他の人のソロの後のような拍手が無かった。 こういうもんなのかな? 
まぁ、オペラは難しく考えると訳わからないけど、気楽に聞いて楽しむつもりで行けば、ちょっと贅沢な気分になれるのでいいんじゃないかな。 
秋になると、2009~2010のプログラムが始まる。  今度は誰かを誘って行ってみよう。

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