モスリム教徒のタクシードライバー

ウエイブリッジ周辺の街並みは、赤レンガの家並みが続きとてもクラシックで素敵だ。
空港近くの中華料理店(LUX Ⅱ)で夕食。 スープ、北京ダック、クラブ、フライドライス、カニほぐしとえびの和え物、など、どれも程よい味で満足。 イギリスでも中華料理は十分に美味しい。以前、赴任者がトイレから戻るときに落下して骨折したという「うわさのらせん階段」を慎重に使い、トイレに行ったが、その男子便器の小さいこと。高さはちょっと高め程度だが、何しろ受け皿が小さいし、隣との距離が40cmくらいしか無い。 近っ!。
帰りにタクシーに乗って、空港近くのホテル Park Inn Heathlow まで一人で移動。24ポンド。
運転手がモスリム教徒との事で、アルコールを一切飲まないとか。宗教で禁じているし、アルコールの無い世界を望んでいるらしく、「アルコールによって世の中の様々な問題が発生している」と、切々と語っていた。 「家庭内暴力、けんか、犯罪、飲酒運転など、結局アルコールをコントロールできない人たちによって社会の治安は乱れている、だからアルコールが無くなれば世の中は平和になるはず」、という説だった。 パーティを自分の家でやっても酒を振舞うことは無いらしく、ただ、中には招待された客がコーラの空き缶の中にアルコールを入れて皆で回しのみをしているのを目撃したことはあるらしい。 とはいえ、「相手をリスペクトするから止める事はしない。飲むのも飲まないのもその人次第だから、私は飲まないが人が飲むのを止める訳では無い。ただ、コントロールできない人が多いのがいけない。”アルコールが悪い”という人が居るが、悪いのはアルコールではなく、その人自身である。」 
「イギリスに、モスリム教徒だけの住んでいる街があるわけでは無いので、自分の家族、自分の心としてのルールとしている。」 との事。
そもそも、この話になったのは、道路に覆面パトカーがいて、イギリスの治安とか警察の恩恵について話が始まったから。 街の安全のためにポリスは必要だよね・・・という話から、「犯罪はアルコールがきっかけになる事が 70%~80%だ」 という話になり、上述のアルコール反対論が語られることとなった。
10分ほどの時間だったが、運転手も僕もよくしゃべった。 割と聞き取りやすい英語だった。やっぱり、運転手が英語を話すのは気楽でいいね。スペインに比べると。
Park Inn Heathlowホテルのフロントは、なぜか中国系?の客で一杯だった。空港へ行くシャトルを待っているのか? 30人から 50人くらい居たかな。 非常に不気味な雰囲気で、サッサとチェックインして部屋に行った。
テレビでは、”La Tour de France” を生中継でやっている。今年は日本からも二人参加していて先日来、2ステージ連続で二人がそれぞれ一回ずつ入賞しているようだ。 初参加で入賞したから信じられないくらいの快挙との事。 見てると皆な、安定して、軽々進んでいるみたいに見えるけれど、このペースでずっと走るんだから、相当体力、脚力があるんだろうな。時速はどのくらい出ているんだろう?

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