ESP32 DevKit 動作テスト(1)

届いたので、テストを始めます。

とりあえず、PCにUSBケーブルで接続し、Arduino IDEを立ち上げ、火入れしてみました。

シリアルポートとして、一つ認識していたので、それを選んで、シリアルモニターも開いて、ENボタンを押してリセットしてみたら、いろいろ文字化けした出力がでてきました。ボーレートが違うと思い、適当に115200bpsを選んで、再度ENボタンを押してみたら、めでたしめでたし、正常に動作しているのが観察できました。

端末用のエスケープシーケンスコードが混ざっているようなので、Arduino IDEのシリアルモニターでは無く、TeraTermで、ボーレート設定して接続してみたところ、以下のような画面になりました。

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このメッセージを見る限り、SoftAPというライブラリを使い、自分自身がDHCPのサーバー機能を持つ、Access Pointになっているのかもしれません。

近くにあるタブレットで、アクセスポイントを探してみると、それらしい、“ESP_9A60FC” というアクセスポイントが見つかりました。上記のメッセージの中のMACアドレス表示らしき数字に、3e:71:bf:9a:60:fcと記述されているので、その下位3バイトが、このアクセスポイントの名前にしてあるのでしょう。このとき、シリアルポートからは、下記のメッセージが出ており、一つのコネクションが成立したことを示していますから、ここまでは正常でしょう。

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もちろん、ESP32の先には、インターネットは当然接続されていないので、それ以上は何もできませんが。

ブレッドボードに搭載してみる。

USBケーブルがぶらぶらしているままでは、心もとないので、ブレッドボードに乗せてみることにします。ただ、ピッチが広いので、普通のブレッドボードにそのまま載せると、何も接続できなくなりますので、ブレッドボードを2つ組み合わせて使うことにします。

今後、ESP32同士で通信することも実験する予定なので、向かい合わせて、こんな感じにしてみました。これなら、ふたつのESP32に、いろいろな周辺回路を接続して遊べそうです。

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二台一緒に、USBで接続したところ、COM7とCOM8のようなので、それぞれTeraTermで開いて、両方ともEN(RESETTING)してみたところ、こんな感じになりました。

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タブレットでアクセスポイントを探すと、確かにESP_993C54と、ESP_9A60FCがフルパワーで入ってます。もちろん、暗号はかかっていません。

ここまでは、大丈夫そうです。

それにしても、リセットからの立ち上がりが早いですね。Raspberry Piなんか30秒以上待たないと何もできないのですが、さすがESP系はこういうところが好きです。

お決まりのLED点滅(Lチカ)否・・Chip ID取得でお試し。

次は、お決まりのLチカです。Arduino IDEには、すでにESP32のボード設定ができているので、サンプルソフトから実験してみます。

といっても、ESP32 DevKitCには、BlinkできるLEDは搭載されていない(LEDは電源用の赤LEDが一個のみ)ので、外付けでLEDをつける必要があります。

で、ちょっとその前に、ハードウエア追加なしでできる実験をと思い、ESP32のサンプルスケッチから、Chip IDを取得するサンプルをコンパイルして、書き込んでみたら、ちゃんと自分でリセットも掛けて、起動してくれました。まさにArduinoのような環境です。以前、ESP32を試したときは、BOOTのボタンと、RESETのボタンをその都度、決められた順序で操作する必要があったので、よく間違えていましたが、やはり自動書き込み、自動起動は便利ですね。さすが、DevKitCです。

下記のように正しく、ChipIDを読んでくれているようなので、Arduino IDEを使った書き込み実験までは、とりあえず成功ということですね。

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LEDを接続するのは、今度にします。その前に、GPIOの各ピンの機能をもう一度おさらいしておく必要があります。

今度こそLチカ

あとで。

WiFiで1台のESP32からもう1台のESP32へメッセージを送る

一方を、WiFiServerにして、もう一方をWiFiClientにして、適当なメッセージが送れるかどうかの実験をしてみようと思います。WiFiは、自宅のSSIDとパスワードをコードに直接書き込むことで接続させます。

使うのは、サンプルスケッチの中の、”SimpleWiFiServer”と、”WiFiClientBasic”の2つですが、Client側からServerへメッセージを送る実験ができそうです。

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