フラメンコ初鑑賞。大迫力にびっくり。はしごでタブラオ巡り。

初めてフラメンコを見た。
Rambla通りのCORDOBESは僕にとっての、初フラメンコ鑑賞だった。

Img_2490_3

何もかもがカッコいい。タブラオの雰囲気がいい。ステージを囲むように整列された椅子は満席だ。3人のギタリストの演奏がカッコいい、踊り始めてびっくりしたのが靴のステップ音の大きい事。こんなに激しい音が、それもリズミカルに出るものか・・。 踊り手一人一人の踊りに特徴があって面白い。ちょっとお歳を召されたダンサーの、ちょっとひょうきんで滑稽な、それでいて大胆で迫力のある踊りは息をのみ、のめり込んで引き込まれてしまう。
もうひとつ驚いたのは、日本人女性客の多さだ。一緒に行った同僚の話だと、日本はスペインに次いで世界で2番目にフラメンコ人口の多い国なんだとか。
約1時間のステージが終わり、レイアル広場から奥に入った
バル・レストランで軽く食事を取ったあと、本日二件目のタブラオ(TARANTOS)へ。

Img_2491

ここは、30分のショーで7ユーロ。中の雰囲気は全然違う。ステージ真横の一番前の席に陣取った。先ほどのタブラオより間近だ。出演者の規模は小さく、ギタリスト一人、歌い手二人、女性の踊り手一人(本日の主役)、男性の踊り手一人(一曲踊っただけ)、あとは打楽器担当(楽器名知らない)が一人だ。
先ほどのショー以上に靴のタップの迫力が凄い。目の前で繰り広げられる目にも留まらぬステップと、ホールに鳴り響くそのリズミカルな靴の音。 時折見せる凄みを帯びた表情や、呼吸、最後のスパートに向けた盛り上がり、 いやぁ、凄いものを見せてもらった。 これが7ユーロは安い。 
どこかの国の学生らしき団体(英語を話していた)やら、フラメンコ通とおぼしき客に混じっての30分は大満足だった。こちらは日本人客はほとんど見なかった。 一つ目はどちらかというと「いかにもショー」、こちらは「本格的に踊りと歌で勝負」という説明を受け納得。 どちらも、それぞれ違った意味で楽しめた。 
踊りは見るだけで十分だけど、ちょっとフラメンコギターを、少し勉強してみたくなった。
p.s. 帰りの地下鉄、LICEU駅の構内で日本語による「スリに注意するように」という構内アナウンスを聞いたときには、一瞬自分がどこにいるのか勘違いするおかしな気分だった。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする