初めてウニコを味わった。
1月23日(土曜日) 50歳過ぎの同僚二人と、スペインワインで最高峰と言われる「ウニコ」(UNICO)を楽しむ会を開いた。1週間前に一緒にコルテ・イングレスに行き、
1)目当てのUNICO、Vega Sicilia,
年が書いてない・・なぜ?、S/N:001432) — 195ユーロ
2)同じく Vega Sicilia の ”VALBUENA”
Cosecha 2004年、S/N: 091077 – 78ユーロ
3)同じく Ribera Del Dueroの ”ALION”
Cosecha 2005年、S/N: 003439 — 40ユーロ
を3人で購入し、今日、チーズとイベリコ・ハムと共に、二人が我が家ににやって来た。
早速、ハムとチーズをお皿に用意し、慣れない手つきでドキドキしながらUNICOを開栓。
「乾杯!」。
ワイン初心者の僕が初のUNICO体験をした最初の感想は、
「やっぱりこれは美味しいよ。」。
手持ちのワイングラスを全部出して、ワインを3本全部開栓し、3人で飲み比べた(ワイングラスが9個無かったので、途中からはシャンパングラスと、普通のコップで代用)。
一人では買って飲めないけど、こうやって集まれば飲める。40ユーロのALIONも(これでも十分高いワイン)充分に美味しかった。結局3本全部飲みきってしまったが、おまけとして、クリスマスに会社からもらえるお土産に生ハムと一緒に入っている赤ワイン(値段不詳)も、開けて飲んで見た。
「やっぱりこれは美味しくないよ。」
これは、その後誰も手を付けず、放置される事に。
先日買ったフライヤー(揚げ物を作るための電熱なべ)で、冷凍チキンナゲットや、冷凍チプロネスを揚げたおつまみも平らげ、会社からもらった生ハムも少しスライスして食べ、「ウニコを楽しむ会」は無事終了。 美味しかったぁ。
(後日談)
ある人に聞いたところ、こういうワインは、持ち運んでからすぐ飲んじゃだめ、少なくとも1時間は、静かに置いておいてから開栓すべきであり、是非デカンタを使って、空気に触れさせて、更にしばらく(1時間くらい)置いてから、ゆっくり飲むべし。 という講義をうけた。 ワインに呼吸をさせるのだとか。 そういわれて思い返して見ると、UNICOの最初の一口よりも、しばらく経った後の数杯目の方が、より、まろやかで深みがあったような。これがそのせいなのかな、それとも気のせいかな?と、ワイン初心者の僕として、なんとなく納得する事にした。
これに影響を受け、先日、El Corte Inglesで、大きめの赤ワイングラスと、デカンタを購入することになった。新しいワイングラスは、これまでのグラスと並べて見ると大きさが違う。カチンとグラスを当てると、「ポワーン」というゆるい音がしばらく響いた。ドイツ製のグラス。 今度、美味しいワインを飲むときに使うことにしよう。