ローマへの旅、雨のち快晴。スペイン広場は???

金、土、日と家族とローマへ旅行。今度はモン・サン・ミッシェルへの旅と違い乗り継ぎも無いし、トラブルの無いことを祈りながら出発。 娘の体調がやや悪いのが気がかりだったが、フライトは無事到着。「初ローマ」だ。空港からホテルまでは「40ユーロ均一料金」のタクシーで移動。なかなか荒っぽい運転手だったが市街地に入ると、日本から来たのか?何日いるんだ?ローマのあとはどこへ行くんだ?この建物は◎◎◎だ、右にコロセウムが見えるよ、ここでバスに乗れるよ、と気さくに英語で話しかけてきた。一つ一つの建物や廃墟が、古くて見たことの無いようなモノばっかりだったので、家族みんなで「オーッ!」と感嘆の声をあげながらホテル(Hotel Hiberia)へ到着。。
チェックインは問題なく出来たが、段々、雨が強くなってきた。近くに「トレビの泉」があるので歩いて行こうとしたらすごい土砂降りになってしまい、みんなグショグショ。一旦ホテルに戻り退避。途中の美術館に並んで待っている人たちもグショ濡れだった。 仕方がないので近くで食事でも?と思ったがとなりのレストランは3時で終了。仕方なく部屋へ戻って休息。雨があがらないかな?と祈りながら、暖房が思うように効かない寒い部屋で待つ。 一時間ほど待ったら小降りになったので、傘をもってトレビへ出発。 
今度は、小降りのまま、到着だ。

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傘をさしたまま、後ろ向きにコインを投げ入れ「また来れますように」とお願い。 雨の「トレビの泉」は寒かったが、やはり雰囲気がある。近くにジェラートの店があるが寒くてそういう気分になれない。 
トレビから今度はパンテオンへ歩く。雨は降ったり止んだりだ。 「イタリアはスリに充分気を付けるように!」とガイドブックに腐るほど書いてあるので、家族みんなで、お互いに注意しながら歩き、パンテオンへ到着。

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修復中のため、全容が見えず残念。ここだけでなく、あちらこちらの建物で修繕作業をしている。 
寒いので早々に退散。途中で、クイリナーレ宮(大統領官邸)前で、衛兵の交代を見ることができた。ラッキー。

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ホテルに戻り、レストランが再オープンする7時まで、暖房の温度を上げるべく、いろいろトライしながら、冷えた体を温め、濡れた衣類を乾かしながら待し、7時と同時にレストランへ駆け込み、いくつかのピザとパスタで夕食。まずまず美味しいかな。娘の胃の調子が復活せず、この日は早々に就寝。(部屋が暖まらない・・・)
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二日目・・・・ 快晴だ! まずは、110番の二階建てバスに乗って市内をぐるりと周り、バチカン市国まで向かう。

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バチカン市国、サンピエトロ大聖堂前に到着。既に長蛇の列が出来ているが、後ろに並ぶ。まずはクーポラへ入って上まで上り、その後大聖堂へ入ることにする。そうすれば並ぶ回数が一回で済む・・という「地球の歩き方」からの情報。 それにしても、この本の情報の細かさは大したものだ。さすが日本。

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すべて階段で上がると500段以上あるが、3ユーロを余分に払うとエレベーターで途中までいけるので迷わずそちらを選択。残りは、約320段だ。

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子供ふたりと3人で、最初元気よく、途中で斜めになりながら、最後はちとしんどくなってきたものの無事登りきり、展望台へ。 ここからの見晴らしは絶景だ。サンピエトロ広場の全景や、ローマ市内の街並みが一望できる。天気が晴れて良かった。 青空の下で見るローマの街並みは、本当に美しい。

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クーポラへ登るのを諦めた妻と途中で合流し、大聖堂の中へ。

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次はバチカン宮殿(博物館)へ向かう。途中の城壁を超えたところが「国境」のハズだが、特に何の仕切りもなく、ただ通り過ぎる。本当に、バチカン市国というのは「国」なんだろうか? あくまでも名目上の国でしか無いように見える(このあたりは、カトリックの長い歴史の中で、法王庁とイタリア王国の間にいろんな経緯があるのだろうが、歴史に疎いので割愛)。 城壁の外側をぐるりと約1kmあるいて到着。 それほど並ばずに入れた。今はシーズンオフなんだろう。 ガイドブックに書いてあるほどの混雑ぶりは無かった。
なにしろ広いので、有名どころだけを見ようと回ったが、ちょっと調査不足もありいくつかを見そびれた。ラファエロの間や、システィーナ礼拝堂を見学した。システィーナ礼拝堂だけは、係の人が「シーッ!」と注意していた。礼拝堂にいっぱい人がいるから、ひそひそ話だけでも全体では大きなノイズになってしまう。なぜ、この礼拝堂だけ静粛にしなくてはいけないのか理由は分からないが、結局「静粛な瞬間」は、一度も訪れなかった。 奥の壁一面に描かれた「ミケランジェロ」の「最後の審判」の壁画は、天国へ登る人々と地獄へ堕ちる人々がそれぞれ描かれていて圧倒される迫力があった。(ここだけは、写真は禁止されていた)
このあと、館内で昼食(ピザ)を食べ、バスに乗ってスペイン広場へ向かう。途中サンタンジェロ城を一周し、テヴェレ川を渡り、ポポロ広場のオベリスクを見ながら近くの停留所で降りる。 驚いたのはバスの運転手の狭い道でのスレスレテクニックだ。歩行者もバイクも、一般の車も交通規則がめちゃめちゃなのか、自由なのか、まったく走りにくそうだ。バスがクラクションを鳴らす場面も頻繁にあり、スレスレに通りすぎるのは、バスの運転手も相当ストレスたまるだろうな・・と同情してしまう。途中、たぶん、一度停車中の車にぶつけたんじゃないかな?盗難防止の車のアラームが突然鳴り始めた事があった。 それにしても、ローマで運転はしたくない。
かの有名なスペイン階段は、???これか? という程拍子抜けする感じだった。なんせ人ばっかり。みんな階段に座ってる。なんだこれは?

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