熱電対を使ってはんだコテ先の温度制御にトライ・・・酸化防止(その3)

【ソフト】

試行錯誤しながら作ったソフトは以下のとおり。

  1. MAX6675からのデータ読み出しは、Adafruitのライブラリをそのまま利用し、周期を正確にするため、Timer2割り込みを使用した。
  2. I2Cの 7segment 4桁 LEDは、AdafruitのBackpack ライブラリをそのまま利用した。
  3. 温度制御VRからのAD値は 0から 1023なので、最大設定温度を 400℃にすべく、以下の計算式を使った。( t_max = vr * 150.0 / 750.0 + 200.0 )
  4. VRの値が32より小さい時は「OFF」とする。
  5. 熱電対の温度が設定温度に近づくにつれて、供給する電力を減らすことにより、オーバーシュートを減らす。(温度差90度以上:100%, 温度差60度以上: 87.5%, 温度差30度以上:50%, 温度差20度以上:37.5%, 温度差10度以上: 25%, 温度差5℃以上: 12.5%, 温度差5度以下: 電力供給を止める。 電力制限は、500msec毎にON/OFFすることによって実現する(8パターン)
  6. 電源供給中は、LEDのコロンマークを点灯させる
  7. OFF状態に於いて、コテ先温度の状況によって、LEDのドット表示を変化させる。(60℃以上:ドット4個点灯、50℃以上:3個点灯、40℃以上:2個点灯、40℃以下:1個点灯。)これによって、OFF状態においても、コテ先の温度が充分下がったかどうかを確認できるので安心感がある。(輝度も落とす)

最終的なコードは以下の通り

このコードによる、温度制御結果のグラフはこんな感じ。(OFFから、350℃設定と、300℃設定でそれぞれ、ONした場合の約3分間、温度推移)

電源ONからほぼ30秒で設定温度に達したあと、若干のオーバーシュートはあるが、その後は安定して設定温度近辺で制御されていると言える。 一応、これで当初の目的は達成!!

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という事で、このプロジェクトは、一旦ここで終了!!

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