タクシー道に迷い途中下車

朝、ロンドン ヒースロー空港近くのマリオットホテルから、Basingstokeのオフィスまでタクシーで行くことにしていた(僕も行くのは初めて)が、コンシェルジェに呼んでもらったタクシー運転手(多分インド人)に、行き先の住所を見せたら、「郵便番号さえあれば大丈夫。OK」と自信たっぷりに応えて走り始めた。 
この運転手、全部ナビの音声にしたがって運転しているだけだった。(イギリスは郵便番号で、ほぼ、たどり着けるらしい)。 高速に乗り、順調に高速の出口を出たところまでは順調そうに見えたがそこから先が最悪。 イギリス独特の Roundabout(ランダバウト)に入り、ナビがしゃべる「3番目の出口で出なさい」という指示に従いながら、運転手は、回りながら「ひとつめ、ふたつめ、三つ目」と数えながら走っている。途中で、かなり怪しい回り方をしていたが、下手に刺激すると興奮するといけないので黙っていた。
ところが、そのうち、だんだん分からなくなってきたみたいで、独り言を言い始めた。ナビの指示はますます分からなくなり、指示通りに行くとおかしな倉庫に着いた。 ここでは無い事は確かなので、戻りまたナビの指示に従っていると、また先ほど降りた高速に乗ってしまった。おかしいなぁ・・・と思って乗っていたが、そのまま高速を走っていたら、突然「目的地に到着しました」とナビがしゃべった。 なんだと? 高速の途中だぞ。
運転手も両手を挙げて、あきらめた様子。
次の出口で降りて、とりあえず戻りながらそれらしい道を探すが見つかるわけが無い。
仕方が無いので、近くに止めてもらい、もう一度 ナビを設定してもらおうとしたが、なんとナビの使い方からして、この運転手は危ない。いきなり電源を切って、再度電源 ON。 道路名で入力してもらおうとしたが、その操作が分からないらしいので、僕もメニューを見ながら指示。 アルファベットの入力では更に危なっかしく、Jays Closeという文字を入力するのに、ものすごーく時間が掛かった。 スペースを入れてくれ・・と頼んだのに、スペースはどのキーだ? これか? と僕に聞く始末。 最悪だー。
結局、その道路はナビには登録されていなかったので、会社の同僚に近くの駅まで迎えにきてもらうことにした。
「Basingstokeの駅」をナビに目的地登録するのも大変。 ナビも馬鹿だったが、この運転手は相当なものだった。 結局、なんとか駅までたどり着き、同僚の車に乗ってオフィスに到着できた。
ホテルを出てから 1時間半。 料金はホテルで前払いしたので、迷った分は精算不要だったのが不幸中の幸い。

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でも、おかげで、Basingstokeの駅の写真を撮ることができた。
ふー。 

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